平成29年11月19日 東洋はり医学会鹿児島支部11月例会開催
・実技 小里方式
模擬患者:伊藤廣美
主訴:①本日朝食後からのめまい ②左頚部の湿疹(痒みを伴う)
30代後半から疲れると良くめまいが起こる、所謂めまい持ちである。この日は朝食後に急にめまいがし出したが
何とか勉強会に行くことが出来た。左頚部の湿疹は3週間位前に左後髪際に痒みを感じてはいたが特に気にはして
いなかった。2週間前から左頚部に帯状になって現れ時々無性に痒くなるので治療してもらうこととなる。
脉証と腹証が肝と肺の虚と一致するということで肝肺相剋で治療。
足の冷えが顕著だったのが腎を補っている時に膝関節から足先の血管が開くような感覚がして段々と温かみを訴え
た。左頚部の標治法は補鍼と知熱灸を少し熱めに行うと痒みが引いてきた。治療を終え起き上がるとめまいも
改善されていた。
・実践講座 「眼疾患」 本日の担当:水迫聡子
眼の周囲の流注経絡について
眼疾患というとまず肝の変動と診るが、他の経絡も併せてみることが大切である。